炎上と釣りとマーケティングとアクセスの質

アクセスアップの手法に面白いものがあります。 通常は人々の共感を得るようにしてホームページやブログを運営し、アクセスの向上を狙います。 これとは逆に反感を持たれることによってアクセスの向上を図ろうというものです。 共感を得ようと反感を買おうとアクセスはアクセスと言う訳です。

炎上マーケティングイメージ 一つが 炎上 です。 最近では芸人さんも自分のブログのコメント欄がくすぶっているなどとネタにするほどに浸透してきました。 一般的に適切ではない内容を公開することでネット上での反感を買い、 攻撃対象とされたホームページやブログには物見高い人々の参加も有ってアクセスが集中します。 ブログ記事であればコメント欄は批判で埋め尽くされ、下手をすれば閉鎖を余儀なくされます。 しかし誠実に対応することによって終焉する場合もあり、これを 鎮火 と言ったりもします。 攻撃者に納得して貰うことで自陣営に引き込める場合もあり、それを 炎上マーケティング と称し、最初から狙って仕掛けることも有るようです、怖いですねぇ(笑)。

もう一つが…

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釣り です。 語源はどうやら竿に餌の付いた針を糸で垂らすあの釣りのようですが、 ここで釣るのはネット上の人間です。 特に インフルエンサー と呼ばれるネット上で影響力を持つ人々、 アルファブロガー を狙うことが多いようです。 魚種によって棚や仕掛けを工夫する処も釣りと称されるようになった一因かも知れません。 運営するWebサイトに狙いとする人物、若しくはクラスター(系統に属する人々)が 思わず反論をしたくなるような内容をものします。 無関係であるターゲットがネガティブ発言を物申したくなるのですから、 その内容は逆鱗に触れるようなことも少なくありません。 釣られてくれればしめたものです。 ネット上に影響力を持つ方がリンクを貼って記事をものしてくれるのですから アクセスが上がらない筈が有りません。 最近ではアルファブロガー側も知っていて意図的に釣られることも多いようですが …出来レース(笑)。

以上二つ手法を挙げましたが 一般の方にはなかなか実践出来るものではないこともお分かりいただけると思います。 アクセスを稼げるからと迂闊に手を出すのはお薦め出来ません。 この手法で得られるアクセスは最初は敵対意識を持たれたものばかりです。 例えばビジネスブログを運営している場合、 決してお客さんになってくれる訳もないアクセスです。 お客さんになってくれる確率の高いアクセスの質を高いとすれば アクセスの質としては低いものばかりとなります。 運営しているWebサイトがコミュニティ系であれば コミュニティの阻害になるアクセスともなるでしょう。 総じて運営のベクトルに対しポジティブなものをアクセスの質が高いとすれば ネガティブに働くものをアクセスの質が低いと言えます。 本記事で上げた二手法はこのアクセスの質を転換出来る 強力な力技を持っている方のみが許される手法とも言えるでしょう。