夏の終わりの検索キーワード

本日2008年8月31日は本邦多くの学校で夏休み最終日と指定されているのではないかと拝察いたします。 海には水母の出現もあり、蝉は日暮に、まだまだ高い気温もほんの僅かの日の昔に比すれば大分和らいで、 汗も其の頃程には掻かぬ中、一団の大量の汗を掻かれているのが、 明日に新学期たるべく登校を控え乍、未だ完成のならぬ宿題に、 鬼の形相たる先生を髣髴する諸君であろうとも拝察します。
そんな折を見透かしたかの如く、Yahoo!検索スタッフブログの2008年8月28日付には 検索は夏休みを救うか? なるエントリのなされ、内容は流石に検索ブログのスタッフとて、 Web業界関係者には興味深い 検索キーワードとイベントの関係 が夏休みをお題として陳述されています。

周期的に8月31日にピークを迎えるキーワード検索回数の、
  1. 税金
  2. ベートーベン
  3. 人権
の三種の折れ線グラフのアナロジーで出題さる解答はお題に沿っての 夏休みの宿題 にてある解説がなされますが、 此処で興味深きは、一見何の関係もなさそうな三種のキーワードが、 夏休みの宿題を媒介に検索回数に於いて見事な類似を為すことです。

夏休みの 自由研究 に絞れば自由研究の検索時の複合キーワードからは、世相も読み取れる旨が記事内に言及されており、 更に自由研究に引けも取らぬ 工作 を取り上げれば、常に複合キーワードとして上位につける 貯金箱 からは意外な本邦の政治的大転換のイベントがデータ上に見えて来ることが述べられています。

データから様々な情報を読み取ることは古今東西必須のビジネススキルにて、 況して現代Web業界ではSEOを代表とする概念は其の能力に更なる要求すを証明するが如く、 Yahoo!検索スタッフのデータ分析には敬意を表したくあると共に、 非常に楽しく拝見させていただきました。