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Microsoftは,Yahoo!を買収する理由として「規模の経済(効果)」を挙げていた。これはつまり,「シェアの高い検索エンジンやメディアの方が,より高い広告価値を持つ」ということである。しかし,MicrosoftがYahoo!を買収することによって得られる「規模の経済」には,広告以外の側面もあったはずだ。と此の騒動の根本的要因にも挙げられ、 マイクロソフトが欲して已まざるものをヤフーを手に入れれば其れは手に入り、 既にグーグルは有しているものとなります。
「規模の経済」が働くもう1つの分野。それは「クラウド・コンピューティング」である。
マイクロソフトの欲して已まなかった当のヤフーが投資する先の記事として ZD NET Japan掲載2008年3月25日の原文Caroline McCarthy氏、 翻訳校正はラテックス・インターナショナルによる 米ヤフー、クラウドコンピューティングの研究支援でインドの研究機関と提携 にてと全記事を裏付けるべきヤフーのクラウド・コンピューティングに対する必要性と
クラウドコンピューティングは、ハードウェアやソフトウェアをローカルに置く代わりにサービスプロバイダーに外部委託するための手法である。とクラウド・コンピューティングの概略が記されます。
対するグーグルは手にしたリソースに物を云わせ、 クラウド・コンピューティングを更に押し進めるべく邁進します。 ITproは中田敦氏による2008年4月15日の記事 「あなたのビジネスをクラウドへ」,SalesforceとGoogleがMS/IBMに宣戦布告 に依れば米Salesforce.comと米Googleでの提携では
「SalesforceとGoogleが次世代エンタープライズ・アプリケーション基盤を作る」と宣言と高らかに宣言され、記事タイトルの あなたのビジネスをクラウドへ が合言葉として交わされ、様々なWebアプリケーションの共有、共用が可能になり、 それらのソフトウェアに於いてはマイクロソフト・ユーザーの頭痛の種である ソフトウェア・アップデートがないことが喧伝されます。
更にマイクロソフトを追い詰めるが如くと云うべきか如何か、 CNET Japanの2008年5月12日のElinor Mills氏の記事を吉武稔夫氏、高森郁哉氏により翻訳校正された グーグル、ホスティング型セキュリティサービスでMSを追撃 では
従来はデスクトップアプリケーションだった電子メールやワープロ、カレンダーなどをウェブクラウド上に移すことで、Googleは、ハードウェアの購入、ソフトウェアのインストール、保守要員の雇用といった管理上の負担から企業を解放しようとしている。との記述に続き、露骨にも
オンデマンドセキュリティサービスを企業に提供しているQualysの最高経営責任者、Philippe Courtot氏は、5月9日の取材で次のように語っている。「現行の企業環境にセキュリティを施すのは有効ではない。Microsoftはこの問題をとっくの昔に解決しておくべきだった」と予言迄なされています。
同氏は、検索、ホスティング型アプリケーション、そして広告に支えられた「金を生む仕組みを武器にして、GoogleはMicrosoftの息の根を止めるだろう」と予言した。
マイクロソフトの欲して已まぬ、そしてグーグルが今其れを有すとなれば 覇者の証明の如くある コンピュータ・クラウド を其のコーポレート・ミッション上必要欠くべからざるものから、 また同社設立、発展の技術的背景及び検索エンジン顧客の要請からと、 必要十分条件の揃うグーグルのインフラストラクチャーを提供せんとするのが 此れ又今年前半に大きく取り上げられ、 割り振られたプレヴュー・リリースは直ぐに一杯となり順番待ちの Google App Engine について、 ITproには2008年7月16日、 米グーグル上級ソフトウエアエンジニアクリストフ・ブシーリヤ氏のインタビューを基にする玉置亮太氏の手になる記事 ネットにとって良いことはグーグルにとっても良いことだ は様々クラウド・コンピューティングに対する示唆深い内容に富む内、
今や検索サービスのみならず、クラウドコンピューティングの基盤(プラットフォーム)の提供者となりつつある米グーグル。と如何に現在のグーグルにとってクラウド・コンピューティングが重い意味を持つかの一文の記され、 クラウドの基盤サービスとしての Google App Engine が位置づけられ、 又、クラウド・コンピューティングに対する企業の拒否反応については、
企業は自身でデータを保有したがる。セキュリティやデータ消失の懸念などから、社外にデータをあずけることにはどうしても抵抗があるものだ。と諧謔を交えた説明が判り易く秀逸に思います。 恐るべき快進撃を続けるグーグルと快進撃の源とも云えるクラウド・コンピューティングの 原初の形とも云うべき写真が古川享氏のブログの2008年3月18日の記事 シリコンバレーへのツアー、4日目(その1)「グーグルにてTechTalk...スランプ後、快打連発!!」 に掲載され、氏の感想が記述されていましたので、 少し長いですけれど引用させていただいたのが下記になり、
私はよく銀行を引き合いに出してクラウドの利点を説明する。100年前、人々は個人でお金を保有していた。ベッドの下に隠したりしたものだ。
眼に飛び込んできた、サーバーラックがグーグルが初めてインターネット上で検索サービスを提供した自作のサーバー...現代の1Uに収まるブレードサーバーなど無い時代なので、パソコンのマザーボードの下にコルク版を張ってショートしないように高密度実装、ボードの隙間にねじ止めもしていないハードディスクがゴロリと基盤の上に転がってラックに挿入されているものだから、マザーボードが全て反り返って凹んで見えるという実装方法...学生さんや個人が実験として使うには良いにしてもIT企業のマシンルームであれば、あり得ないって話であります。ところが、その日の夕方コンピュータ・ヒストリカル・ミュージアムへ行ってみれば、グーグルから寄贈されたこのサーバーのラック1本分が、ENIAC、IBM System360、VAX11/780やCray 1に混じって「歴史を創ったコンピュータの1台」として、ちゃんと展示されていたのに驚きでありました。写真は、そちらで撮影したグーグル最初の手作りサーバー...写真右です。下から3段目、5インチのハードディスクがマザーボードの上に転がってるでしょう..マザーボードはみんな...たわわっに、しなっていますね....熱設計なんて関係ない、というがごとく、この正面にドアのような蓋をするのですが、その全ての面に放熱ファン(小さな扇風機がギッシリ並べてあるのもいかにも、「それで動作してるなら、良いじゃない!!」という学生企業(当時)の本領発揮という感じ...スケールは全く違うけれど、自分が半田ゴテを握って作っていたコンピュータもまさしく、こんな感じだったなぁ..と実感の篭ったこの一文は写真と共に貴重な情報を吾人に与え得るものに感じます。
タイトルでクラウド・コンピューティングを謳い乍、 内容は如何してもグーグルに傾かざるを得ませんでしたが、 個人的に此のクラウド・コンピューティングに興味を持つのは、 クラウド・コンピューティングと云う大仰にグローバル的な視点に対して 一台のパソコンが故障したことのみに因り、 己の作業の停滞し、儘ならぬ状況から何とか脱したいと云う、 実にミクロ的卑近な理由に依るものです。
縁の下で鎬を削るクラウド・コンピューティング
CNET JapanにJim Kerstetter氏の文責を2008年8月4日付にて当該編集部の翻訳構成した記事IBM、日米2都市にクラウドコンピューティングデータセンターを設立への掲載にてGoogleは、同社のウェブベースアプリケーションで消費者のニーズに応え、Amazonは新興企業向けホスティン
Webストレージサービス/Dropbox
当ブログ2008年9月14日のアーティクルWebストレージサービス/アマゾンS3にて言及のオンラインストレージサービスへの欲求は、彼処も同様のようにて、404 Blog Not Foundの2008年09月19日の記事これは一本とられた – Dropboxでアルファブロガー小飼弾氏も絶賛しているを拝見
クラウドって何?
今IT業界ではクラウドと云う言葉が屡使われます。ITは今や日常業務に必須ですから、もしかしたら耳にされた方も多いかも知れません。でも何故ITでクラウド、雲?なのでしょう。実はこの雲はインターネット其の物を表しています。もう少し云えばインターネットから貴方の端末
クラウドを活用するには?
屡聞かれる様になったことばクラウド、雲とは即ちインターネット其の物を表しています。もう少し云えばインターネットから貴方の端末だけを切り離したものを、即ち、貴方から見たインターネットの表現と表現したのは本ブログ昨日2010年9月17日クラウドって何?で、ですが、で