大手企業の横暴の通用せざるWEB

当ブログ今年が端午の節句は2008年5月5日の記事 ブロガーのキャリアパスとしての一オプション に於いての言及は坂和敏氏の代表を務める新奇広告代理店、 アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 が企業理念に据えらるwin-win-win(トリプルWin)の、 此処にての利益を受け得る三者とは
企業-書き手-読み手
と云う意味付けの、此れを
一般的なコンテンツは企業の視点だけで作られます。最近ではホームページに来る「客」を意識したサイトも増えてきましたが、これではWin-Win止まりです。企業ホームページには多くの「取引先」やその予備軍がアクセスします。彼らに「ウチの会社と取引するとメリットがあるよ」と感じさせることで、より充実した取引環境を作り出すこともでき、そこから顧客利益を導き出します。
が如き引用の方向に捉えた記事がWeb担当者Forumの2008年5月14日の 有限会社アズモードは宮脇睦氏の手になり掲載されていたのが 全員勝利の方程式。トリプルウィンという発想 にて記事中狭義としての三者には
企業-下請-顧客
が該当され得るのではないかと考えます。

市民文化の発展せざる社会にては企業の単独Winのみ追及され、 行き過ぎれば其れは今も社会に大きな爪痕を残す公害抔に代表される社会悪となり得、 近年には大きくは大手自動車会社のタイヤ脱落殺人から、 中小規模ではの北の肉屋、老舗菓子屋、有名割烹の偽装問題抔が 具体例ととして上げられるでしょう其れは、Win-Winに縦令進化しても 氏の指摘では上記偽装系は其の果ての社会悪に該当すべきにて、 孰れ、決して褒められた状況ではない様に感じます処、 WEBの浸透は上が如き状況打破に打って付けであるとすれば、 WEBの発展は即ち市民文化の発展とも云えるのかも知れません。

同じくWeb担当者Forumには上記記事の前日2008年5月13日に クローキングのSEOスパムが言い訳できない状況でバレてしまったサイトの悲劇 と題された渡辺隆広氏のセレクトによるrandfish氏の手になる記事では クローキングなるSEOスパムが容易に暴かれ得る手法であることを訴える作りではあり乍、 大手企業の傲慢さを内包するSEOスパムがWEB界に於いては容易には通用しないことをも示しているかに思え、 此処で良い顔をしていないのはGoogleとされていますが、 顧客、一般世論、社会とも換言可能であるでしょう。
本アーティクルのタイトル通り通用せざるとは多少云い過ぎの感が無きにしもあらずですが、 通用し難い程は云い切っても然程遠きにもあらじと云う感じではないでしょうか。

尚、クローキングとは記事中「Web担編注」より引用させていただけば
「クローキング」とは、サイトにアクセスしてきたのが人なのか、検索エンジンのクローラ(ロボット)なのかによって、異なるページの内容を表示する手法。検索エンジンに対してだけ特定のキーワードが詰まったページを表示するクローキングは、SEOスパムの一種だとみなされる。
と云う訳で考え様によっては、上客のGoogleにさえ良い顔をしておけば、 下客の一般閲覧者の面倒を見る迄もないともとれる手法ですので、 本アーティクルタイトルを考える時、実に面白い示唆を含むものであると感じます。