加齢はパソコン学習の敵か

ホームページのコンサルタントとして窺う先の企業の規模に依っては、 事業主自らがホームページ担当者として腕を揮われる事も珍しくなく、 此れがホームページの運営に影を落とすことも又珍しいことではありません。 何となれば既に本業に熟達すに長年月を閲し、 事業の安定するに一息付きて不図見遣れば世の中IT化とやら、 何やらホームページなるものを事業に於いて活用せねば今後の繁栄の無しと聞き及び、 訳も分からず手に入れた机上のパソコンを操るには、 些か薹が立ち過ぎたかも知れぬとの自覚も、 金銭を用いて丸投げするに費用対効果もあてにならぬは長年商売を続けた者の正しい直感、 かと云って自らがキーボードを叩くには此れ又世評は、 年を取っているからもうパソコンは無理だ と要らぬお節介を焼いては彼の方のモチベーションを削ぎ、 となればホームページは仮令其の初期に業者に発注、 見た目がまずまず整い設えられたとて ホームページマネージメント もなされず放置の有様では、 返って訪れた方には評判を落とす始末、 ホームページに限らずとも、何とはなしにメールも受取るだけの返事は扨置くは未だ良い方、 スパムに紛れて受取ったことも知らずに電話で送り主から苦情を受けるとは本末転倒、 此れでは心臓に毛が生えた方とて好い加減嫌になってパソコンを放り出すは必定、 折角誂えたパソコンセットもどうやら年に一回年賀状を刷り出す迄は、 埃を被ることになる顛末。

此処に前提とさる巷の聖者賢者の為した箴言 年寄りにはパソコンは扱えない とは、扨、果たして真なる命題なのでしょうか。
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此の命題の真偽を図るに参考となる書籍が そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生 にてあります。
マスコミにも大いに取り上げられること度々、 既にインターネットに於いても紹介され尽くした感の在る当ベストセラー書の 屋上屋を架すも詮無きこと、 著者の横石知二氏の既に上梓さる新刊 生涯現役社会のつくり方 (ソフトバンク新書) を紹介するが筋なるも尚、本書を当アーティクルに取り上げるが要旨は、 一重に 第6章 彩とともに再生した町 にあります。 彩とは徳島県上勝町に氏の起こした世にも稀なビジネス、 葉っぱを売る べき商品、ブランド名にあります。 事業主は軽いからこそ此の彩を扱うおばあちゃん達とは逆の、 おばあちゃん達が扱えるからこそ開発された商品であり、 おばあちゃん達は事業主となりて、 当アーティクルの主題、パソコンの達人となる訳であります。 従って上に掲げられた命題は当アーティクルにおいては と判定されることになるのが答え、 勿論上勝町のおばあちゃんに負けてはいられぬとする貴兄が自負に謂れ無き事無く、 実践すば必ずや匹敵す成果を上げられるは請合えるでしょう。

扨、彼の上勝町にも矢張り彼の箴言の布教者は居られる様で、131頁には
「横石さん、わしらが使えんもんが、親の、じいさんばあさんに使えるわけがない」
たれば、此れも矢張りおばあちゃん達は巷の箴言為す聖者賢者の信者たりて、 当初は普及の進まぬ上勝町がIT化も、 百聞は一見に如かずの如く133頁に掲載さる写真には、 何とはなしにパソコンに向かうおばあちゃんの姿の在れば、 研修には90頁にある近年度々少しく悪い意味で話題にもなった高級料亭へ出掛けたりもする、 勉強熱心なおばあちゃん達、 勿論此の直向さもパソコン上達には欠かせぬものとは云えども、 仕掛けが必要だとは用意に慮られる処、 写真掲載頁より随時図られる使用性向上の為の工夫、改良が推移に於いて、 何より特筆さるべきが、
一番工夫したのは、 毎日見たくなる情報を流すことだった。
で、其れでも導入劈頭では
「自分は下手やけん、 さわって壊しでもしたらいかん」
「スイッチ入れるんも怖い」
と及び腰であったおばあちゃん達が、 リアルタイムで流される自分に有益な情報の口コミに漸次利用の度が高まり、
「あの、流れを読むんが面白い」
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毎日の売上金額と順位が分かるようにしたことも、予想以上に大きな成果を上げた。 毎日自分が出荷した分の売上金額は2万、2万、4万、3万というように日を追って表示される。 また、全出荷者の中での、 その日の順位、その月の順位も示される。
「自分の通信簿を見ようみたいで楽しいな。 高ぁに売れとったら、うれしいし」
そんなふうにこの情報が、おばあちゃんたちの仕事の評価になり、 やる気につながった。
と見違える様な活況を示し始め、 又閲覧者、見るおばあちゃんご本人の町中での順位を示すことが、 おばあちゃん達の闘争心に火を点け、 愈々
目の奥からごっつい火花を散らしながら、
の取り組みと相成るは実に微笑ましくもあり、平均年齢70歳の元へ取材に訪れた
雑誌記者が、パソコンの画面に表示されるその人の売上高を見て目を丸くする。 「この金額は、月単位じゃなくて、日単位なんですか」と。
と云う、状況を呈する事態となったのであります。

此処に至れば云わずもがな、 巷の箴言は即ち迷信に過ぎず、 当アーティクルがタイトル 加齢はパソコン学習の敵か への答えも自ずから得られるものと忖度いたします。 又、熟達に至るは何が必要かも。
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「加齢はパソコン学習の敵か」への2件のフィードバック

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