ハイレゾ音源をダウンロードしてiPadで楽しむ

音楽の詰まったCDの音はデジタルで構成されています。 音は空気の振動で波形を持っています。 アナログの滑らかな波形を細かく区切って0と1に分解して保存しているのが デジタル音源の基本的な原理です。 この分解するときの細かさで音の再現度が変わってきます。 細かくすれば細かくするほど元の音に近くなる理屈ですね。 この細かさの指標を 時間に対しての細かさはサンプリング周波数、 波の大きさに対しての細かさは量子化ビット数と呼びます。 基本的にはCDの場合

  1. サンプリング周波数:44.1kHz(1秒間を44,100に分ける)
  2. 量子化ビット数:16ビット(大きさを216=65536に分ける)
となっています。 CD専用機器などではこれ以上の細かさの音を聴くことはできませんが、 パソコンは汎用の面目躍如、これを超えた更に肌理の細かい音を楽しむことが出来ます。 このとき音の細かさの指標は更に大きくなり サンプリング周波数は96kHzや192kHzなど、 量子化ビット数は24ビットにも及びます。 このような音源を ハイレゾ音源 と呼んでいます。

ハイレゾ音源は昔で言う音響ファン、オーディオファンには堪らない音源となるでしょう、 それをフリー、無料でダウンロード出来るサイトを紹介してくれているブログが uta blog さんで2011年5月1日の記事として Freeハイレゾ音源 があり、中には

を紹介してくれています。

FLAC Player アプリアイコン さて、汎用端末でハイレゾ音源を楽しめるとなれば、我等が iPad ではどうでしょうか? 探してみると確りハイレゾ音源を楽しめるアプリが用意されていました。 FLAC Player がそれです。 アプリは英語版ですが日本の方で作者の方と親しく情報交換されている方がいるようで、 その方の運営されているブログ Music TO GO! さんの2010年11月26日の記事 iOS4.2とFLAC PlayerとiPadのハイレゾ再生 は関連事について書かれています。 また2011年3月19日の記事では iPadから真のハイレゾ再生に成功 という記事を書かれていますね。 更に4月21日には上記リンク先の iTunesストアで配布されている FLAC Player が量子化ビット数24ビットへ対応した旨の記事 FLAC Playerの24bit対応版出ました も書かれています。 とても参考になるブログだと思います。

FLAC Player は2011年8月現在 850円の値が付いていますが、 嘗てオーディオファンが趣味に投じていた金額を思い出せば (恐ろしげな金額を聞いたような覚えもあり…) 比較にもならないことでしょう。 特にオールドファンには食指の動く iPadアプリとなるのではないでしょうか?