NTTドコモのdポイントとdカード

現在でも総務省から突き上げられている様に 顧客への還元のない姿勢から少し前は随分と酷評していたドコモのサービスですが、 故意に分かり難く設定されたとも思える各プランは其の儘なるも、 どうも金融・決済サービスの一環として、 dポイント と結び付けられた dカード の登場と共に風向きが変わって来た様に感じられます。

ドコモ社のiTunesギフトカード割引販売お知らせメールに添付された画像
ドコモ社のiTunesギフトカード割引販売お知らせメールに添付された画像

ドコモdカードへの転換

先日は連休中、2018年5月2日にNTTドコモ社から届いたお知らせのメールの App Store & iTunesギフトカード初回限定10%OFF!さらに2%dポイントプレゼント はiTunesストアに補充の必要を感じていた折も折、 なかなかお得な内容に感じられれば、 渡りに船よと、 受け取ったメールの内容をiPhoneで確認した其の場、寝そべった其の姿勢で iTunesギフトカード10000円分を購入、 其の儘App Storeに登録して思ったのは、 思い付いた儘、寝た儘、此の様に買い物が出来るのでは 小売が厳しいと言われるのも無理はない、と言う世評が肯んぜられるものでした。

dカードの前身とも考えられる iDカード は明確に失敗だと断じて宜しいかと考えます。 何となればドコモが懸命に売り込んだに関わらず遂には普及には至らなかったからで、 具体的な例としては此の春にリニューアルされたドコモの契約者をランク付ける dポイントクラブステージ の最上位決定の条件からはiDカード契約が外されています。 iDカードは キャッシュを燃やす様な経営との批判を下方修正を余儀なくされた株主総会で受けた 際、 インターネット通販で失敗 し、 コンテンツ・メディア事業でも失敗 し、共に失敗した当時、ドコモが本業以外の事業多角化の一つとした 金融・決済 事業の中核を担うサービスでしたが矢張りドコモの思惑通りには運ばなかった訳です。 本ブログにも遡ること7年、2011年の12月24日の記事にドコモの金融、決済サービスを酷評しています。

NTT西日本のポイント交換サービスでAppleIDのクレジット残額を増やしてみた

今や電話と聞けば恐らく一般にはスマートフォンが想起されるが如く携帯電話が普通となり 固定電話などは事務所のものにて個人で所有するのは珍しい部類になるのかも知れません。 従ってNTTよりは移動体通信会社、NTT系なら其の傘下のNTTドコモとの付き合いの方が多くあります。 NTTの事務所にも最早出向くこともなくなり 大凡は電話に関しては携帯ショップを訪れるようになれば 偶に用事が生じてNTTに連絡を取ろうと思うと往生するようになりました。 ただインターネット回線はNTTに依る所も大きければ 毎月の請求もあり偶に連絡が寄せられることもあります。

NTT西日本から届いたポイント失効予告メール

App Store 現状クレジット残額
App Store 現状クレジット残額

さて日頃の喧しさにかまけて NTTから届くメールも打ち捨ててあれば 何時いつかのデジャビュ、 契約のNTT西日本から何度も催促のメールが来ています。 其の題目は お客さまのポイントが失効します とあり勿論何に損失を被るのかとの思いもありますが 其れよりは過去にもこんな光景があったのを思い出した訳です。 当該案件はブログ記事にして配信もしてありました。 其れが以下の記事です。

NTT西日本のポイント交換サービスでiPod nanoを申し込んでみた

「CLUB NTT-West インフォメーション」画面の告知「2017年4月末にお客さまのポイントが失効します。」
「CLUB NTT-West インフォメーション」画面の告知「2017年4月末にお客さまのポイントが失効します。」

情けは人の為ならず、ブログ記事にはしておくものです。 読めばただ失効してしまうのも惜しい、と言う くだりも 会員サイトにログインする必要があるのが腰を重くしていた、と言う くだりも 今の既視感を強くするものでした。

NTT西日本会員サイトにログインする

nanaco(ナナコ)カード とは?来春のお得なサービス変更

nanaco(ナナコ)カード とはイトーヨーカ堂、セブンイレブン、デニーズなどを擁す 株式会社セブン&アイホールディングス が日本国内で展開するサービスの名称です。 ソニーのFelica(フェリカ)による非接触型通信技術を搭載しており、 電子マネー及びポイントサービス機能を持っています。 この機能はnanacoカードだけでなく 同じくFelicaを採用しているおサイフケータイでも利用することが可能となっています。 カードの発行は関連子会社の 株式会社セブン・カードサービス からされています。

このnanacoカードではちょっとお得なキャンペーンがほぼ常時行われており、 セブンイレブンなどで該当商品を購入するとボーナスポイントが加えられる のもそのひとつですが、 その系列で目を惹くもうちょっとお得なキャンペーンがちょいちょい催されます。 それは…

iモードからdメニューへ~ドコモ課金モデルとGoogleウォレット

日本では余り馴染みがありませんが Google社の決済サービスにGoogleチェックアウトがありました。 2006年6月30日に開始されたサービスで登場から暫く経た Gigazinに当時の記事が2006年12月10日付けで 知られざるGoogleの決済サービス「Google Checkout」とは? として残されています。

決してGoogle社も力を注いでいたとは言い難い決済サービスですが、 時代が進むに連れ、具体的に言えばGoogle社が基本ソフトウェアである Android(アンドロイド)を提供するスマートフォンの普及が進み、 スマートフォンにて決済を其の場にて行う利用者の行動もごく普通のものとなれば、 事態は大きく転換しつつあります。

その状況を鑑みたものに違いないでしょう、 そのGoogleチェックアウトとGoogleの新サービス Google Wallet(グーグル・ウォレット) が統合されたニュースがガジェット通信の2011年11月18日付の記事 Google、『Google Checkout』を新しい決済サービス『Google Wallet』に統合 として配信されています。

Googleウォレットとは 本ブログでも2011年9月19日の記事 Google Wallet ≠ 日本のおサイフケータイ に起こしたように日本のおサイフケータイと求める機能は同じなれど、 その実現手法が異なる互換性のないものです。

さて、NFC機能を搭載したスマートフォンで利用可能になるGoogleウォレットは決済も可能である、 と聞けば、何処かで聞いたことのあるシステムの気がします。 それは…

株式会社インデックスの運営するポイントサイト~ポイントオン

代表的なサービスを幾つか

と本ブログでも紹介した様に、 ネット上には多くのポイントサイトが存在し、 その中の一つに ポイントオン があります。

このポイントサイトを運営していたのは以前は ポイントオン株式会社 という組織で 株式会社インデックス・ホールディングス (以下、インデックスHD)の子会社として独立した組織でしたが インデックスHDが持ち株会社から事業会社に改組するに伴い同サイトは 株式会社インデックス の直接運営するところとなりました。

インデックス社は…

永久不滅.comとは?カード会員以外へのポイント解放

様々なポイントサービスで提供されるポイントは通常は有効期限があります。 発行したポイントは提供側にとって会計的には曖昧模糊とした存在で 売上値引であったり、販促費で処理したりするのですが、 引当金を計上し長期的な負債とすることは避けたいからでしょう。 しかしこれを恒久的に継続提供するとしたカードがありました。 株式会社クレディセゾン の運営する セゾンカード永久不滅ポイント です。 そしてセゾンカードの象徴的サービスであるこのポイントが 2~20倍獲得出来るとした触れ込みでカード会員向けで業界初のオンラインショッピングモールとして 2006年10月に開設されたのが 永久不滅.com でした。

このクレディセゾンの運営する永久不滅.comは当初 セゾンカード会員に限ったサービスを提供していたのですが…

SuicaとJR東日本と株式会社ビューカードの深い関係

Suica(スイカ) は地方にはあまり馴染みがないように思いますが、 首都圏では代表的な電子マネーとして社会インフラにまでなっているようです。 自動車での移動が主な地方と異なり 首都圏では主な移動手段を電車に頼ることが多く 切符をわざわざ券売機で買う必要もなく、 改札口にひょいと翳すだけでスイスイ通れるカードは実に便利で、 更に提携する駅中店などでも利用出来るとなれば その普及にも肯けます。

このSuicaを発行しているのは、 もともとが改札口業務の効率化、省力化を図ったJR東日本です。 SuicaはJR東日本に拠って運営されており、 様々な企業と連携を図ってその有用性を増しています。 近年では私鉄や地下鉄の電子マネー PASMO(パスモ) とも提携し益々便利度を向上させています。 Suicaは当然ながらJR東日本と切っても切れない関係にある訳ですね。

そして此処に 株式会社ビューカード の登場です。 当該企業はクレジットカード会社としてSuicaやJR東日本と実に深い関係にあるのです。 そもそも…

楽天カードとYahoo!カードとTポイントの三角関係

楽天カードサンプル 楽天Yahoo!ジャパン は共にご存知日本インターネットで大活躍のIT企業の代表ですね。 楽天は勿論ネットモール 楽天市場 を主業務として展開していますが、 Yahoo!も Yahoo!ショッピング を展開して火花を散らす間柄でもあります。 その関係を反映している訳でもないでしょうが 両社共にクレジットカード事業も展開しており 此処でもライバルと言っても良いだろう関係にあります。 楽天は右の図にある 楽天カード を提供していますし、Yahoo!は Yahoo!カード を提供しています。 共にクレジットカード業界の中でも好評を受けているカードです。

その両カードに於いて2011年10月の頃日、新たなる転回が有りました。 楽天カードについては本ブログでも2011年10月14日に 新生楽天クレジット株式会社楽天カードのセキュリティ強化に注力 なる記事を配信しています。 この影響が有るや無しや、 転回の影響がこれに導いたのか、否や…

新生楽天クレジット株式会社楽天カードのセキュリティ強化に注力

楽天カードサンプル クレジットカードの会員獲得競争にも激しいものがありますが、中でもネットモール 楽天市場 との相乗効果で躍進著しいのが 楽天カード でしょう。 さて、その楽天カードの情報を提供するインターネットサイトのアドレス http://www.rakuten-kc.co.jp/ へ2011年10月現在、アクセスすると http://www.rakuten-card.co.jp/ へ自動転送され、そのトップページには 重要なお知らせ として以下が記されています。

楽天KC株式会社の「楽天カード部門」は2011年8月1日より、楽天クレジット株式会社へ事業承継し、「楽天カード株式会社」へ商号変更いたしました。楽天カード会員様は引き続きこちらのサイトをご利用ください。また、KCカードをお持ちの会員様はKCカード株式会社のホームページをご覧ください。
さまざま複雑な経緯や事情が入り組んでいるようですが…

Tポイント&Tサイト公式アプリ~CCCが提供開始

運営母体である カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 (以下CCC)が豪語するように Tポイント は共通ポイントサービスとして日本最大級と称しても過言ではないでしょう。 逆説的な証左には本ブログ2011年9月25日の記事 Tポイントカード VS Tポイントもってないよカード にあるように、何処でもカードの保有を尋ねられるのを煩わしく思う ジョークサービスまで大いに受けていたりもします。

スマートフォン元年の今年2011年ならでは、 利用者の便宜を図る為と思われるサービスを CCCとして提供する旨のニュースリリースが2011年10月11日に発行されています。 iPhone×Tポイント×Android「Tサイトアプリ」「Tポイントアプリ」 サービス提供開始 がそれで、 iPhone(アイフォン)Android(アンドロイド) ともにTポイントを利用するに便利なツールとしての アプリの提供を開始したということです。

Tポイントの公式情報の提供のサイトには…