Facebookの興隆とシンクロするディスプレイ広告、追うGoogle

話題になることも増えてきた米国発のSNSサービスの雄、 Facebookに於いては矢張りその収益構造が多くの人の気になる処のようです。

Facebookの収益構造

それに関して2010年1月31日と早い時期に 株式会社ループスの斉藤徹氏が国内SNSとの比較なども合わせ Facebook ビジネスモデルを徹底分析 ~ mixi,モバゲー,GREEと比較 にARPUという携帯キャリアに於いて通信事業者の1契約あたりの売上をあらわす数値を SNSに適用するなどして分析されており、 また収益構造の柱となる広告についてはその分類もされ参考になります。

更に端的にデータを見たい向きには MarkeZine2011年9月21日の記事 フェイスブック、米ディスプレイ広告市場でシェア1位に に米マーケティング調査会社eMarketer社のデータを配信してくれています。 それに依れば…

Google AdWords フリーダイヤルサポート開始

Google AdWords フリーダイヤルサポート開始 Google社の AdWords(アドワーズ) は低予算で効果的なインターネット広告を出稿できる有効な宣伝手法です。 しかし利用者に取ってそれ程使い勝手のいいものとは言えません。 管理画面もお世辞にも一般の方に分かり易いとは言えないでしょう。

しかもサポートに於いて、まず連絡を取ることさえも難事に思えます。 メールアドレスなどの記載はサイトに有りませんから、 メールフォームをヘルプ画面から探すのですが、 画面遷移する度に分かり難い選択肢が現れては 遷移の連携が切断することもしばしばです。 先日も本ブログ運営者はやっとのことで連絡を取るのに成功(!) しましたが連絡を取るだけで気持ちが萎えて問題解決までに至らなかったりもします(笑)。 (ちゃんとサポートは確りしてくれますので其処はご案じなきよう。)

そのようなことを踏まえた要望も多く受け取ったのでしょう、 Google社では今回、AdWords の電話サポートの開始に踏み切りました。 AdWords 日本公式ブログの2011年7月11日の記事 AdWords 電話サポート開始のお知らせ にそのことが告知されています。 専用フリーダイヤルが設置されていますね、以下に引用します。

****** Google AdWords お客様専用フリーダイヤル ******
電話番号:0120 - 590 - 092
時間:平日 10:00 ~ 12:00、13:00 ~ 18:00
(但、土・日・祝日および弊社の定める休日を除く)

まだ利用もしていませんし、一般の評価も聞いていませんので どの様な状況になるか分かりませんが、 Google社として利用者からの要請という必要はあったにしても、 日本に於いてフリーダイヤルのサポートを解説しても充分採算の合う処まで、 AdWords の普及が図られていることを示しているのではないかとも思われます。 個人的には利用するかどうかわかりませんが 設置されていることが分かっているだけでも安心感が有りますね。

AdSense(アドセンス)のGoogleと広告掲載者の儲け配分

今年2011年の初め1月は20日(木)に Google の 無料サービスを使おう! という題目で好奇心大学で講師をさせていただいた本ブログ運営者です。 はままつ好奇心大学、講義動画を配信中 その際に Google社の収益ドライバとして紹介した リスティング広告 のひとつ AdSense(アドセンス) は広告代理店としての Google社が配信するインターネット広告を Google社とブログやホームページに掲載する運営者とで 出稿者が支払う広告料を分け合うというビジネスモデルです。 AdSense(アドセンス)のGoogleとブログ運営者の儲け配分 この両者の取り分の比率については

  1. 公式の発表がなく秘密
  2. 半々若しくは25対75
  3. 掲載者が Google社より少し多め
などなど言葉を濁すように講義時には述べています。

しかし不図気付けば、 今や堂々と AdSense の管理ページにそれは掲載されています。 以前のバージョンの管理画面では アカウント情報 >> アカウント設定 >> プロパティ情報 に、新バージョン(V3)では ホーム >> アカウント設定 >> アカウント情報 >> 有効なプロダクト に記されています。 2011年7月7日の現在、その数字は

  • コンテンツ向け AdSense:サイト運営者様の収益分配率: 68%
  • 検索向け AdSense:サイト運営者様の収益分配率: 51%
となっています。

個人と取引する大手広告代理店

ぅひゃ!
てぇへんだぁ!

本記事タイトルの指している大手広告代理店とは実は YahooGoogle のことです。 従来ならば此処に位置するのはお馴染みの電通、博報堂でした。 しかしインターネット時代となって少し様相が変化した様です、 と言うのも殆どの方はこの大手広告代理店と直接取引をしたことは先ず無いんじゃないかと思います。 これは電通、博報堂が主にマスメディアに対して有効な戦略を取っていたからで 取引額から言っても個人や小規模事業者と取引するのは無理な話でした。

しかし今時代はマスメディア時代から インターネットメディア時代へと移りつつあります。 尖閣諸島問題では国家機密映像でさえネットを通して世へ広まってしまい、 有名芸能人のスキャンダルやニュースは本人の Twitter から発信される時代なのですから…。 其の様な時代に登場した大手広告代理店こそ Yahoo であり Google なのです。 そして彼等と個人、小規模事業者を結ぶ広告媒体こそが リスティング広告 なのです。

お、おぃ、いいのかぃ?そのまんまおくっちまって…

前代未聞のプル型広告

ほふぇ~…
何がオイラを引き寄せるのかぃ…
へっへっへ
つぃつぃ

リスティング広告はその広告を情報として欲している方にこそ その広告を表示するということを本質的な特徴として備えると言うお話しを この広告をお薦めします でしました。 これは例えばネットショップの王様、 Amazon で有名なレコメンドシステムと呼ばれるものです。 Amazon では 貴方にはこの商品をお薦めします という形になりますね。 この特徴を持つリスティング広告は 誰彼構わず広告を押し付ける従来の広告と 拠って立つ土台が全く異なることになります。 実はこの両者を峻別する上手い言葉が用意されています。

従来のものを プッシュ型 と言います。 如何にも押し付けている感じを表現していますね。 そしてリスティング広告は プル型 と呼びます。 これはその広告を情報として求めている人が 自らその広告を手繰り寄せるイメージですね。 プル型、プッシュ型は広告に限らず或るカテゴリーに於いて要素の属性を表す表現ですが、 こと広告に於いてはどちらが有効かは謂わずもがな。 プル型広告は人類が有史以来始めて手にした形の広告とも言われているんです。 ちょっと大袈裟ですけどね(笑)

この広告をお薦めします

おぃおぃ、見て貰いてぇなぁわかっちゃいるが大概にしろゃぃ!ごほ、ごほ! …てぇことにならねぇ様にしっかり相手の様子を伺うてぇのが新時代の広告よ!
おぉい!!
何ぃしゃがる!

リスティング広告の名前や種類などの 概略は凡そこれまで説明して来ましたが、 ではその特徴はどんな塩梅なのでしょう?

リスティング広告をおおまかに分類すれば、 検索連動型コンテンツ連動型 に分けられましたが、どちらにしても、 滅多矢鱈に広告表示をするのではなく、 Webサイトを見ている人に合わせた広告を表示しています。 お馴染みの新聞チラシや電車の中吊り広告などでは見る人にお構いなく (と言うか構えないのですが) 一方的に広告が印刷、設置されます。 対するリスティング広告はインターネットが双方向メディアであることを活かし、 見る人の興味を伺った上で、其れに合わせて広告を用意します。 即ち相手に合わせた広告を提供するのが基本ともなり、 従来の広告に対する優位性をも確保できるのです。

SEOはどっち?リスティング広告はどっち?

SEOはどっち?リスティング広告はどっち?

SEO とは本ブログのカテゴリー リスティング広告 の2010年10月14日の記事 SEOって何? では随分と悪辣な奸計に連座している様に扱ってしまいましたが、 勿論付き合えば良い奴ですし(笑) ホームページやブログを運営している以上、 気にせずにはいられない奴でしょう。

さて、どう
付き合ぅか…

SEO 対策を施すことで何がどうなるのか? SEO とは本来は検索エンジンにページの内容を適切に伝えることでした。 SEO に拠り検索エンジンは収集したページの内容を把握し、 キーワードとの整合性で表示順位を決め、 それが利用者に取っては実に便利であり、 それが為に Google は Yahoo! から覇権を奪取出来たのです。 従って SEO 対策を施せばページの内容に応じたキーワードでは、 上位表示が他ページとの比較の中に応じて必然的になされることになります。

現在は主客が転じて 上位に表示させる為に検索エンジンに気に入られる様に、 ページを弄ることを意味することが多くなっています。 孰れにせよ、 SEO で期待される表示は、 コトラの指し示す通り検索エンジンの検索結果で 赤枠で囲んだ位置のなるだけ上であることになりますね。

名前とタイプをまとめてみよう

リスティング広告と其の仲間を図にすっとこぅゆぅこったな

リスティング広告と一言に言いましても これ迄、様々な異名が登場したり、 表示の異なるタイプが登場したりと、 どうにも多岐に渡るが度を過ぎます。

一目瞭然
だぁ!

そこで凡そ出揃った感のある今回、 リスティング広告とその仲間達をまとめてみることにしました。 それがコトラ先生の見やっている図です。

総称として リスティング広告、 これには二つのタイプがあり、 その一つは検索エンジンのキーワードと連動する 検索連動型広告、 もう一つはホームページやブログの内容と連動する コンテンツ連動広告、 とまとめられることになります。

ホームページの内容を充分吟味する広告

ちょいと待っちなね、オイラが今ホームページの内容を充分吟味してお客さんにご覧いただく広告を決めてやっからよ

さて前回、其処彼処にまるで妖精(?)様に存在するとした コンテンツ連動広告 ですけれど何と連動しているんでしょう? この本ブログ HamaZoランクチェック!blog 内にも見えるとなればどうやら以前登場した 検索エンジン連動型広告 の様に検索キーワードと連動している訳ではなさそうです。 名前を見れば分かるじゃないかって貴方は鋭い! その通り、コンテンツ連動広告は コンテンツ と連動しているんです。

中身で
勝負よ

ではコンテンツって何でしょう? コンテンツ(contents)を辞書で引けば 中身 とか 内容 となっています。 まさしく コンテンツって内容のことなんです、ホームページの。 と言うことは、コンテンツ連動広告は ホームページやブログの内容と連動していることになるんですね。 つまり、 健康のことについて書かれているホームページには健康についての広告が、 食材のことについて書かれているホームページには食材についての広告が、 表示されることになる訳です。

ホームページの内容と関係している広告が表示される! ホームページを読んでいる人は其のホームページの内容に関心があって読んでいるんですから、 表示される広告は読んでいる人の邪魔になる処か大いに助けになる可能性が高くなります。 リスティング広告のもう一つの形、 コンテンツ連動広告、 そんな訳でとても頼りになる奴なんです、 広告を出す人に取っても、 広告を読む人にとっても!

今も貴方の傍にいる

周りを見回してみますってぇと実にこのぉ、今迄普通のホームページだとかブログだとか思っていた中にゃぁ様々なコンテンツ連動広告てぇやつが顔ぉ出してるもんでごぜぇやす…ほら、ここにも

コトラの申します通り、 実はこの コンテンツ連動型広告 、今も貴方の視界に入っていませんか?

おおっと
ここにも

本ブログを運用している はまぞうブログでも特別の契約をしない限り、 はまぞうに収入が入る形でブログ内に広告が表示されています。 この本ブログ HamaZoランクチェック に於いても記事と記事の間に Ads by Google と隅にクレジットの入った広告が表示がされているのが見える筈です。

他のブログとかでも見たことありませんか? これも実は コンテンツ連動広告 と呼ばれるリスティング広告のひとつなんです。