2011年12月7日にどうやら上場最年少記録が更新されることになることを TechCrunchの2011年11月1日の記事 リブセンスの東証マザーズの上場申請が承認される。最年少上場社長の誕生か が伝えてくれています。 記録更新者はリブセンス代表取締役社長の村上太一氏で、 25歳2ヶ月の記録は2006年6月にアドウェイズ岡村陽久氏の記録26歳2ヶ月を 一年程上回ることになりそうです。
ではこの東証マザーズ上場企業と成る…
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株式会社リブセンス がどのような企業かと言えば村上太一氏が 早稲田大学在籍時代に設立した情報企業で 以下のサイトを運営しています。
- ジョブセンス :アルバイト求人情報
- ジョブセンスLink :転職情報
- DOOR賃貸 :不動産情報
TechCrunch記事にはその上場に至る効果的ビジネスモデルの紹介がされています。 以下に引用します。
ジョブセンス、ジョブセンスLink、DOORが新しかったのは、 契約が成立した際に、リブセンス側からユーザーにキャッシュバックをする仕組みを採用したことだろう。 情報を掲載したい会社は掲載料を払うのではなく、アルバイトや転職、 不動産の契約が成約した際にリブセンス側に成約料を払う仕組みとなっているのだが、 キャッシュバックによって、ユーザーはリブセンスに契約が成立したことを報告するようになっていて、 そこから成果報酬ベースで企業側に成約料を請求している。従来の様に掲載時点で料金が発生するのではなく、 実際に契約が成立した後、成果報酬として出稿側の支払いが発生するのですね。 何やらインプレッション型広告からクリック保証型広告へと推移した インターネット広告の歴史を辿るような情報サイトの有り様だと思います。 またこのサイトを通して契約したユーザーにもキャッシュバックが発生する仕組みですので、 口コミで良いスパイラルに乗る可能性が高いとも思えます。 同時にキャッシュバックは出稿側からの報酬の一部でも有り、 キャッシュバック申請が有って初めて成果発生となるのは ちょっと Dellコンピュータ の無在庫経営を思わせます。
リブセンスでは既に中古車情報サイトとして MOTORSNET β版を運営し始めています。 就職・転職情報、不動産情報サイトの上手い仕組みを使って展開していくのではないでしょうか。 技術開発・研究を最重要事項と捉え注力 すると同社サイトに明示されていますがその通り、 単に就職、転職や不動産の情報サイトに限定されない 情報サイトに於ける新しいモデルの発案が 同社の強みとなり今回の上場に繋がったのだと思います。 上場で資金を市場から得ることになった同社の次の一手が楽しみです。