去る年2011年惜しまれつつ物故した スティーブ・ジョブズ 氏の設立した アップル社 は今後も尚久しく人々に愛されるプロダクトを世に送り出し続けるでしょう。
アップル社デザイン部門チーフ ジョナサン・アイブ氏
そう確信させるのはスティーブ・ジョブズ氏の晩年、 連れ添うように共にアップル製品をデザインし続けた ジョナサン(ジョニー)・アイブ 氏の存在があるからです。
折り良く紹介されていたのが フィーチャーインサイト ブログの2011年2月11日の記事…
Appleとマイクロソフトのデザイン部門のトップ(ジョナサン・アイブとサム・モロー)のインタビューとWindows 8の大きな一歩 でアイブ氏のインタビューが掲載されている雑誌が紹介されていました。
アイブ氏はアップル社ではインダストリアルデザイングループ担当上級副社長という肩書きを持つ デザイン部門のチーフで滅多にインタビューを受けないことで有名です。 デザイナーはプロダクトで語るべきという哲学を持っていることによるものらしいのですし、 能弁なデザイナーと言うのも厭らしいものですが、 多少は素晴らしいプロダクトを産み出し続ける人物の言葉も漏れ聞きたい部分もあります、 まったくミーちゃんハーちゃんな限りですが…。 記事にはたったの2ページと紹介されているにも関わらず早速 Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2012年 03月号 [雑誌] を購入する運びとなりました。
ジョナサン・アイブ氏インタビュー抜粋
確かにインタビューは2ページ限り、 それもインタビュー、インタビューしておらず30分に限られた会話から 記者野村訓市氏の印象的に捕らえたものを紡ぎだした、と言った体裁です。 銀細工師の息子として誕生した件などは スティーブ・ジョブズ評伝 にも読んだ記憶があります。 其処にルーツを持つ彼のデザイン哲学が覗える それこそプロダクトから受ける印象其の儘なシンプルながら心に響く言葉が ページの随所に埋め込まれています。
本ブログ運営者が印象的に感じた上で フィーチャーインサイトブログとは異なる部分を幾つか引用してみましょう。
カーサブルータス2012年3月号アップル大特集
まるでジョニー・アイブ特集号かのような本記事となりましたが 紹介冊子はアップル大特集号ですから 勿論他にもアップルの、特にスティーブ・ジョブズ氏の記事が盛り沢山で 冊子のほぼ半分ほどのページ数を占め アップルファンにはそれだけで満足出来る内容となっています。
48頁の栗城史多氏が筆頭に掲載される なぜアップルを使うのですか?と言う一連のコメント記事も、 56頁の斉藤由多加氏と佐藤可士和氏の対談も面白いですし、 66頁の伝説のデザイナーに会ってきました、という記事では ハルトムット・エスリンガー氏と八木保氏が取り上げられ とても興味深く思われる向きもあるでしょう。 孰れにせよアップルファンなら勿論、 デザインに興味ある方にも入手して損の無い内容に編まれていると思います。
Windowsの再デザインを担うサム・モロー氏
紹介リンクフィーチャーインサイトブログの執筆される方の慧眼だと思うのは この冊子の紹介に併せてGIZMODEの2012年2月10日の記事 Windows 8のデザイナーが語る:Windows(またはひとつの宗教)を作りなおすということ(動画) を紹介されていることです。 リンク先で扱われる人物はWindowsとWindows Live、 Internet Explorerのユーザー体験を統括するディレクターである サム・モロー氏です。 その冒頭の同氏を紹介するにこの五年間の仕事の形容が振るっています。 それは全世界で数十億人に現在進行形で利用されているOS(基本ソフトウェア)、 つまりWindowsの再デザインと言うこの世で一番こわい仕事を担ってきた人物であるという塩梅です、 ご本人がいみじくもそのようにインタビューに答えているからでもある訳ですが。
モロー氏の仕事は頃日Metroと言う名前で 来るべきWindowsファミリーの基本的なユーザーインターフェースを担うべきものとして 世に次第次第に姿を現し始めているのでご存知の方も多いでしょう。
IT業界の両雄たる2企業のデザインの中核を指揮する両者のインタビューは 併せて読めば又味わい深いものとなるに違いありません。
ジョブズ評伝を補完して倍楽しめる~メイキングオブピクサー
画期的コンピュータ、マッキントッシュもそして代表的スマートフォンのiPhoneもこの人がいなければこの世に存在しなかったスティーブ・ジョブズ氏の評伝については本ブログでも何度かお伝えしました。評伝スティーブジョブズI・II本ブログに伝えた記事は以下決定版!評伝ステ